英語教室『EXCELLENT ENGLISH』のロゴ

 
私がデザインした、夫の英語教室『EXCELLENT ENGLISH』のロゴについて話してみようと思います。
 
英語教室のロゴに、月・剣・龍で構成したデザインって意外ですよね。
これに何か特別な思いやコンセプトがあるように思うかもしれませんが、実はそうではなく、夫の希望で西洋の龍を入れることになりました。月と剣は、二人でアイデアを出し合って入れることにしました。
月(輝く)、剣(貫き通す)、龍(上る)というような良い意味合いの解釈もできるので、縁起は良さそうですね😁
 
難しかったのは、龍を描くこと。このような絵になるまでに、かなりの時間をかけていて、最初は剣に巻きつけた龍の体つき、腕の位置、足の格好などが不自然だったりしました。アイデアを形にすることの大変さといったら💦
月は、当初はわたしの中で地球にするアイデアがありましたが、夫が即決で月の方がいいと!そして、月にしたら、本当に絵にまとまりが出て雰囲気がいいと思いました。
 
 
夫は東洋の龍よりも、翼のある西洋の龍が好きで、わたしたちの家の寝室の壁には『The Whitby Wyrm』のポスターが飾ってあります。夫が昔マーケットで一目惚れして買ってきたのですが、私も気に入ってるポスターです。
見てると絵の中に引き込まれ、この時代の、この瞬間を自ら体感してるような感覚に陥ります。これが、今回のロゴのインスピレーションになりました。ロゴでも、こんな風に引き込まれるような雰囲気を出してみたいと思いました。
 
 

The Whitby Wyrmとは、The Whitby Dragonという意味で、イギリスのヨークシャーにあるウィットビーという街に残る龍の神話を描いたものです。以下がそれです。

西暦675年、崖の上にウィットビー修道院を建てるため、人々が池面を平らにする作業を行っていた。ところが、作業の最中に、そこを住処にしていた火を噴く龍を何世紀にも及ぶ眠りから覚ますことになってしまった。

怒り狂った龍は、ウィットビーの街を跡形もなく破壊しようとしたが、街の人々は団結し、激しいバトルの末に、龍を海の中へと沈めることに成功した。
しかし、その後、7年ごとに、満月の夜が訪れると、龍が崖をよじ登り、かつて自らの住処だったところに建てられた修道院を、海に引きずり沈めようと地上へ舞い戻る。
 
という伝説がこの絵に描かれています。
 
実物のウィットビーはこんな感じです。 ポスターに描かれた街並みそのままです。崖の天辺にウィットビー修道院も見えますね。
 
画像 The Times
 
 画像 The Telegraph
 
廃墟と化したウィットビー修道院。この味わいのある佇まいが、ウィットビーの歴史を語っているかのようですね。
かのドラキュラ伯爵が船で漂着した街とも言われてる、神話の多いミステリアスな街です。

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