2010年8月27日金曜日

Loretta Youngができるまで


Loretta Young
ロレッタヤング

ご訪問いただきありがとうございます。

ここでは、ロレッタヤングが出来るまでの過程を画像を用いて説明しています。
ロレッタヤングのプロフィールに興味のある方はThe Beauty Of Artを御覧下さい。

*ここで御覧いただく制作途中の画像は、実際の出来上がった作品、及び販売されるプリントと色合いが多少違って見えています。その理由はこちらに明記しています。


ロレッタヤングは、1930年代から50年代にかけて活躍した女優です。もちろん白黒写真でしかその姿を見たことがありません。けれど今回は白黒ではなくカラーを入れて、現代人もはっとするような美しさを再び蘇らせたいという思いがありました。

なんだかんだ言っても、この時点では美人からはかけ離れていて、先が思いやられる状態です。いつもなら、顔は薄い肌色から影となる濃い色を徐々に重ねていくんですが、今回は影を先に入れて、表情を軽やかに明るく仕上げたいと思います。


主に淡いローズ色を使って、顔の血色がよく見えるように色を入れていきます。こういった色は白黒の資料では分からない部分ですので、自分なりに考えて入れています。


インターネットで調べたところ、ロレッタヤングはグレーの瞳を持っていて、ライトブラウンの髪色だったとか。金髪でブルーの瞳かなと、この時点まで勝手に思い込んでいたので、予定より髪の毛はだいぶ塗り込む必要があると感じました。また、ヤングの顔の骨格は西洋の美の基準とされている高いほお骨が特徴です。


実際の資料では左半分の髪の毛はほとんど影に隠れていますが、昔の女優はきっちりとまとめたカーリーヘアーが特徴でした。今回はあえてそれを強調することにしました。
そして、繊細な総レースで出来た洋服を描いていきます。ヤングが今の時代でも十分(以上)に通用するほど飛び抜けておしゃれな人だったということがよくわかるようなショットです。


背景には、オーガンジーのカーテンがそよ風に揺れているようなやわらかさと、
花びらが開く瞬間の”命の力強さ”みたいのを思い描いていました。


左上の花を完成させ、髪の毛の細部と服のレースをさらに描き込んで強調しました。


こちらの画像が販売されるプリントのイメージです。


This print will be available soon at Celebrity Art Prints.
間もなくCelebrity Art Printsにて販売予定です。



2010年8月23日月曜日

Ava Gardner


Ava Gardner
エヴァ ガードナー

エヴァガードナーのプロフィールについてはこちらを御覧下さい。
This print will be available soon at Celebrity Art Prints.

ここでは、私がこの作品に込めたイメージを説明しています。

1950年代に世界一美しい女と称されたガードナー。いわゆる、外見的に男性を惹き付け、女性を心配させるファムファタール(魔性の女)としてのイメージが強かったことから、それを連想させる『妖艶』なイメージのモチーフを描きました。
彫りの深いどちらかといえば男性的な顔立ちに、成熟した雰囲気を持った大柄な人でしたから、人々に一目で”強い女性”というレッテルを貼られ誤解されてしまうのは、まさに美し”すぎた”女の宿命だったのかもしれません。
バラにとまる一匹の蝶々は、ガードナー自身を連想しました。ほかとはかけ離れた異色のイメージと、孤立した感じから思い付いたものです。

絵の仕上げには、よりインパクトと動きを出すために、ガードナーの顔と体の部分を紙で覆いかぶせ、蝶々の模様と同じ色のブルーの絵の具を上からはねかけて、散らした模様を入れています。

こちらのプリントは、特に白や黒、グレーなどを基調としたインテリアにアクセントを与えたいとお考えの方や、赤やブルーを取り入れたインテリアとの調和にもおすすめします。

お部屋やお店をまるで50年代の映画のワンシーンのようにドラマチックに演出しませんか?

間もなくCelebrity Art Printsにて販売予定です。



2010年8月19日木曜日

プリントとは

前回の投稿で、私の絵のプリント販売について少し触れました。
日本語でプリントは印刷物を示す一般的な言葉ですが、プリントと聞いて、真っ先に”絵画の印刷物”と理解されることは少ないかもしれません。今回はその『絵のプリント』について、少し説明してみます。


英語のプリントとは、すなわち日本語で言うポスターのようなものです。原画に対し、プリントは原画を印刷したものです。
ただし、ポスターとプリントの違いは、通常ポスターはそのまま壁に貼って飾りますが、プリントは額に入れて壁に飾ります。またプリントは、紙の質がポスターよりも上質で厚手なので、見た目は絵画にほぼ近いです。
特にCelebrity Art Printsでは、印刷用紙にアート紙と呼ばれる本物の水彩画用紙そっくりな高級紙使い、高度な印刷技術を用いて原画に限りなく近いプリントを生み出すことに力を入れています。

ご購入いただいたプリントは、額屋さんでご自分のお好きなフレームを選んで、プロに入れていただくことも出来ますし、既製の額をお買い求めいただくこともできます。
リーズナブルな価格の額をお探しでしたら、オーストラリアではインテリアショップ’IKEA’やその他のインテリア用品や雑貨等を取り扱う大型店舗(ターゲット、ケーマートなど)でも既製の額(マット付き)が手頃な価格で手に入ります。日本のIKEAでもいくつか額の種類があるようです。また、額はインターネットからも購入できます。

新たなホームページの公開に向けて、現在も作品をどんどんと仕上げていますので、それまでこちらのブログで紹介していきたいと思います。


2010年8月18日水曜日

Lily Coleができるまで


ご訪問いただきありがとうございます。

リリーコールのプロフィールは、私のもうひとつのブログThe Beauty Of Artでご紹介しています。

こちらでは、イギリス人スーパーモデル、リリーコールの作品が出来上がるまでの過程を紹介しています。私の全ての作品は、はじめからから終わりまでフォトショップは使用していません。

The Beauty Of Artでお見せした完成品はスキャンしたもので、こちらの画像は全て制作途中にカメラで撮ったものです。こちらの絵の色合いが違って見えるのは、室内のオレンジ系の照明によるものです。全く同一の絵でも、照明によって、夜にはドラマティックなイメージになったり、昼には自然光の中で軽やかで明るいイメージなったりします。それが、アートならではの深みと魅力です。

今まで部屋の明かりが気にならなかった方も、照明の色や間接照明に落としたりなどの工夫ひとつで、アートがもたらす様々な影響や効果を知っていただけたらと思っています。

あ、そのかわり直射日光、直射照明は絵やプリントの品質をはやく損ねる原因になりますので控えてくださいね。

上の絵ですが、まずは顔、体、髪の毛、背景などの広範囲に及ぶ部分から色を入れています。水彩画は、どうしても広い部分はスピーディーに仕上げなければ極端なパッチワーク状になってしまうため、まず水を含ませた筆で一番広範囲の体全体を濡らした後、影になる部分など、何層かに色を重ねていき、一気に仕上げています。その間気が抜けず、結局写真を撮り忘れてしまいました。



こちらは左の胸の部分です。胸の曲線は、軽やかで甘いセクシーさと、若々しさのポイントになる部分なので慎重に描きました。

洋服の細部を仕上げていきます。この洋服は、線状に何本も影になる部分を入れることによって、出来上がっていきます。まずは薄い色から順に入れていきます。


なだらかに曲線を強調するだけで、服の素材感が生まれ、同時にくっきりとしました。


全体像で胸部分を見ると、かなり服のドレープが効いてきました。そして、左下の背景にも色を入れています。背景のイメージは、魅惑と幻想。
背景が完全に乾いたら、髪の毛の細かな作業に入ります。


髪の毛も、まず薄い色から順に重ねていきます。そうすると、より立体的で動きのある髪に仕上がります。


そして一番濃い色を髪に徐々に入れていきます。まるで、本物の髪の毛にグラデーションを入れるように。多くて艶やかな髪を表現したいので、濃淡をはっきりさせていきます。そして髪の細い部分と太い部分は、筆を使い分けることで表現でき、より髪の毛らしさを醸し出すことができます。上の画像は昼間に見るリリー。


こちらが、夜に撮影した完成品です。

This print will be available soon at Celebrity Art Prints.