Lily Coleができるまで
ご訪問いただきありがとうございます。
こちらでは、イギリス人スーパーモデル、リリーコールの作品が出来上がるまでの過程を紹介しています。私の全ての作品は、はじめからから終わりまでフォトショップは使用していません。
The Beauty Of Artでお見せした完成品はスキャンしたもので、こちらの画像は全て制作途中にカメラで撮ったものです。こちらの絵の色合いが違って見えるのは、室内のオレンジ系の照明によるものです。全く同一の絵でも、照明によって、夜にはドラマティックなイメージになったり、昼には自然光の中で軽やかで明るいイメージなったりします。それが、アートならではの深みと魅力です。
今まで部屋の明かりが気にならなかった方も、照明の色や間接照明に落としたりなどの工夫ひとつで、アートがもたらす様々な影響や効果を知っていただけたらと思っています。
あ、そのかわり直射日光、直射照明は絵やプリントの品質をはやく損ねる原因になりますので控えてくださいね。
上の絵ですが、まずは顔、体、髪の毛、背景などの広範囲に及ぶ部分から色を入れています。水彩画は、どうしても広い部分はスピーディーに仕上げなければ極端なパッチワーク状になってしまうため、まず水を含ませた筆で一番広範囲の体全体を濡らした後、影になる部分など、何層かに色を重ねていき、一気に仕上げています。その間気が抜けず、結局写真を撮り忘れてしまいました。
こちらは左の胸の部分です。胸の曲線は、軽やかで甘いセクシーさと、若々しさのポイントになる部分なので慎重に描きました。
洋服の細部を仕上げていきます。この洋服は、線状に何本も影になる部分を入れることによって、出来上がっていきます。まずは薄い色から順に入れていきます。
なだらかに曲線を強調するだけで、服の素材感が生まれ、同時にくっきりとしました。
全体像で胸部分を見ると、かなり服のドレープが効いてきました。そして、左下の背景にも色を入れています。背景のイメージは、魅惑と幻想。
背景が完全に乾いたら、髪の毛の細かな作業に入ります。
髪の毛も、まず薄い色から順に重ねていきます。そうすると、より立体的で動きのある髪に仕上がります。
そして一番濃い色を髪に徐々に入れていきます。まるで、本物の髪の毛にグラデーションを入れるように。多くて艶やかな髪を表現したいので、濃淡をはっきりさせていきます。そして髪の細い部分と太い部分は、筆を使い分けることで表現でき、より髪の毛らしさを醸し出すことができます。上の画像は昼間に見るリリー。
こちらが、夜に撮影した完成品です。
This print will be available soon at Celebrity Art Prints.
ほんとうだ〜
返信削除ずいぶん印象が違うんですね。
なんだか、絵画教室に行ったような、得したような気持ちです。
次の投稿も読もうっとw るんっ
Piccolaさん、どうもありがとうございます。
返信削除ピッコラさんに前回コメントをいただいてから、また今も新たな作品を制作しています。毎度大きな励みになっています。
絵画教室ほどいいものでもないと思いますが、同じようなスタイルでこれからも投稿したいと思っています。
それと近々Celebrity Art Printsの名で、新たに英語版ブログをホームページに組み込む予定です。それはブロガーからのブログではありませんが、こちらのブログからもリンクさせますので、もしよろしかったらイタリア人のお友達にもお声をおかけいただけたら幸いです。
いつも御覧いただき本当にありがとうございます。今後ともよろしくおねがいいたします。